豊洲問題の本質とは?

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豊洲問題、Twitterでは書ききれないので、こちらに整理しておくのであります。

・全面盛り土工事の設計書、予算計上、工事発注、全面工事完了の写真をホームページに公開、当初予算どおりの支払い執行。
・実際は、部分盛り土であったにもかかわらず、発注変更および支払い済み公金返還の手続きを行わず放置。
・市場建屋構造計算書に欠陥があるとの指摘に対して、都側は再計算をして問題なしと発表したが、第3者による検証を行わず、耐震基準を満たしていない可能性を否定できない。
・万一、耐震基準を満たしていない場合、姉歯事件同様、すべての建屋の建て直し。
・盛り土工事問題同様、建屋工事においても、設計書に基づく工事発注内容と、実際の施工内容の、さまざまな食い違いがあるにもかかわらず、工事発注変更および予算執行変更手続きを放置。

問題の本質は、橋下徹氏らが指摘するような環境問題に関する客観的データの検証にあるのではなく、東京都による工事発注手続きにおける、工事請負業者と結託した不正行為であり、かつ構造計算書偽造疑惑問題にあるのであります。

小池新都知事が目指すのは、今回の豊洲問題を典型にした、都行政と、これと結託した業者および都議会議員から構成される利権構造を徹底的に透明化し、都行政を根本から改革することにあるってことを、みなさん忘れないでいただきたいのであります。 KAI