やっと半年来の疑問が解けた

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KAIは、橋下徹が、豊洲移転問題について、なぜポイントを外し続けるのか、ずっと疑問であったのであります。

策士橋下徹が通る(ってちょっとダジャレ)

橋下徹は、なぜ小池百合子の心が理解できないのか?

この一連のエントリーにも書かせていただいたのでありますが、豊洲移転問題の本質が、築地や豊洲の安全安心問題などではまったくもってなく、東京ガスからの用地取得の手続きに始まり、環境アセス承認手続きに至るまでの、数々の不透明な疑惑に満ちた都庁の手続き問題に、その本質があるのであります。

であるにもかかわらず、橋下徹は、豊洲移転問題の本質が安心安全問題にあるとして、小池氏に早期移転の決断を迫り続けてきたのであります。

維新の国会議員の方々においても、この橋下徹の見解を踏襲する形で、小池氏の豊洲問題への対応を批判し続けるのであります。

この風向きが、突然変わり始めたのであります。

このきっかけが、こちら。

 築地市場(東京都中央区)から豊洲市場(江東区)への移転問題をめぐり都議会全会派は20日、強い調査権限を持つ百条委員会設置に合意した。議会運営委員会理事会で確認した。都議会開会日の22日の議決を目指すが、主要4会派が求める設置手法には隔たりがある。思惑が交錯する中、「都議選を見据えた各会派のアピールにすぎない」(都議会関係者)との冷めた意見も出ている。

 用地取得当時の知事で移転を決断した石原慎太郎氏と取得交渉役の元副知事、浜渦武生氏に証言を求めることに関しては、各会派の方向性はほぼ一致する。

 ほかの部分ではずれが大きい。設置消極派だった最大会派自民、第2会派公明はいずれも取得の経緯を調査の中心とし、汚染が問題視される豊洲の地下水モニタリングは含めていない。また、特別委員会とは別に百条委を設けることを求めている。一方、東京改革議員団(民進)と共産は、調査項目にモニタリングを含め、特別委を百条委に切り替えることを主張する。

 自民が設置に傾いた背景には「豊洲は都議選の争点」と公言する小池百合子都知事の存在がある。会派内で「小池氏と対立するままでは都議選を戦えない」との考えが広がるからだ。ただ、移転を推進してきた立場から「追及が本格化すれば自民にも火の粉が及ぶ」(都議会関係者)との声もあり、調査内容を絞ったとの観測が出ている。
各会派、百条委設置で合意 都議選見据え主張にずれ


これに呼応するかのように、橋下徹は、自身の番組で、こんな話を披露するのであります。
20日放送の「橋下×羽鳥の番組」(テレビ朝日系)で、元都知事の石原慎太郎氏が、参考人招致が決まる前に橋下徹氏へ電話していたことが明らかとなった。

番組では、豊洲市場移転問題で石原氏が都議会の特別委員会による参考人招致に応じ、日程が決定したことを話題にした。

橋下氏によると、招致が決まる以前に石原氏から電話連絡があり「これからどうしよう」「逃げているイメージは悔しくてしかたがない」と心中を吐露したという。

これに橋下氏は「世間の逃げているイメージを払拭するのであれば公開の場で小池さんと議論やったらいいじゃないですか」と意見したそうだ。

また石原氏は、議論の前段階でTwitterを利用し弁明すべきかとも橋下氏に相談を持ちかけたという。

これに橋下氏が「石原さんほどの人がTwitterでちょこまか言うよりもフルオープンの所で堂々とやったらいいじゃないですか」と伝えると、石原氏は「弁護士と相談して考える」と答えたようだ。

橋下氏の助言により招致に応じたのかは不明だが、石原氏は8日、取材に応じ、参考人招致について「喜んで応じる」と話している。
石原慎太郎氏が橋下徹氏に電話で心中吐露「悔しくてしかたがない」


なんだ、そうだったのか。

半年前、小池知事が誕生して、豊洲移転問題に焦点があたるようになったとたん、橋下徹が、このポイントを外し続けていたのは、石原慎太郎隠しが目的であったのであります。

一連の問題が東京ガスからの用地取得に移っていけば、当時の知事であった石原慎太郎に飛び火するのは、間違いないと言うことで、この問題への言及を意図的に避けてきたのであります。

もちろん、石原から橋下への働きかけがあったわけではないのでありましょう。

あらゆる事態を想定して行動する習性を身につけた橋下徹にとって、当然の戦略であり、戦術であったのであります。

しかし、百条委員会への石原慎太郎招致が決まった以上、もはやこの戦略は必要なくなった。

改革を進めるには「劇場型」の政治だって必要だ!

大阪都構想法案は、2012年8月29日成立した。各党国会議員の皆さんが成立させてくれて、これは感謝、感謝なんだけど、でも大阪からお願いしただけで全てこちらの思う通りにやってくれる、なんて甘いもんじゃない。

(中略)

全国の有権者に関心を持ってもらうには、劇場型と言われようがエンターテイメント性を醸し出した政治状況を作ることも必要になる。これを自称インテリはポピュリズムと批判するが、じゃあ組織も金もない中で、国政に政治力を持って自らの政治的思いを実現するのに他にどんな方法があるのか。

口を開けばポピュリズムしか言わないちょび髭藤井なんかは、口ばっかりで自ら実現することを全く考えていない。だから、政治力を持つ方法についてはノーアイデア。批判はするけど代替案については何も持ち合わせていない。まあ彼は権力の犬だから、自民党の二階俊博さんや西田昌司さん(京都選出の参議院議員)にへばりついてモニョモニョ言っていることで自己満足しているんだろう。

僕はちょび髭藤井のような人生はまっぴらごめんなので、民主政治のルールの中で政治力を獲得しながら、自らの政治的思いを実現する道を選択した。それがポピュリズムでダメだと言うなら他の方法を教えてくれよな。

東京大改革を合言葉に今度の都議会議員選挙に乗り出す今の小池百合子都知事も同じ。スケールは違うけど、トランプのおっちゃんも同じ匂いがするね。もちろん、僕も、小池さんも、トランプのおっちゃんも神じゃないんだから、常に絶対的に正しいわけじゃない。

(中略)

今のところ、小池さんが進めようとしている東京大改革は、中身がよくわからない。それでも、小池さんの改革姿勢や都政の進め方の雰囲気に有権者は強い期待感を抱いている。

そりゃそうだ。小池さんのことを劇場型だ、ポピュリズムだと批判したところで、じゃあ都知事選に出た他の候補者(鳥越俊太郎さん、増田寛也さん)でここまでのことができたか、これまでの歴代東京都知事がここまでのことをやったか。このような比較優位の視点で考えたら、僕を含めた自称インテリがぶつぶつ、ぶつぶつ細かなことで批判をしたところで、有権者の支持は揺るがない。

政治・行政に100%完璧なものはない。常に比較優位の視点で考えなければならない。今の小池都政とこれまでの東京都政との比較。有権者は小池都政に、これまでの都政よりも優位性を感じているんだろうね。

それでも有権者にしっかりと考えてもらうために、僕は、ポピュリズム! などの抽象的なフレーズを用いることなく政策や改革の中身について批評し、そして批判するならしっかりと他の解決策を示した上で批判していきたいと思います。ここが、ちょび髭藤井との決定的な違いです。
橋下徹「小池さんの東京大改革と大阪都構想の政治姿勢はここが似ている」


橋下徹の、ちょっとしんみりな敗北宣言なのでありました。 KAI

全豪オープンが、面白い。

残念ながら、わが期待のホープ、錦織くんは、テニス界のレジェンド、フェデラーに、4回戦で破れたのでありますが、そのフェデラーが、No.1シードのマレーを破った、ドイツのズベレフと、今夜ベスト4をかけて対戦。

そして、フェデラーがズベレフを破った、さきほどまで行われていたこの試合を、観戦。

まずは、この試合の観戦記からであります。

なぜ、ある意味、簡単にマレーを破ったズベレフが、フェデラーにまるで歯が立たなかったのかといえば、それは彼がフェデラーのライジングショットに対応できなかったからなのであります。

この、ベースラインに立ち、ライジングボールをたたく戦略を最初に始めたのが、あの伊達公子であったのであります。

これを引き継いで急成長して、全米決勝まで上り詰めたのが、錦織くんであります。

ところが、この錦織くんの急成長を目撃して、すぐさま自分のテニススタイルを変えたのが、ビッグスリーであった、ジョコビッチと、ナダル、そしてフェデラーであったのであります。

このために、錦織くんは、全米でジョコビッチに勝ちながら、それ以降の大会でことごとく彼に叩きのめされることになったのであります。

ナダルも同様、いままでのベースラインの後ろでラリーするテニスから、ベースライン近くでラリーするスタイルに見事に変えていったのであります。

フェデラーは、もともとベースラインでプレイするスタイルであったのでありますが、錦織の進化を見て、彼もまた、いままで以上にベースラインから前へ前へとスタイルを変えていくのであります。

ところが、錦織くんと言えば、ジョコビッチのベースライン戦略に対抗するため、なんとベースラインから少し下がって戦い始める愚を犯すのであります。

これこそが、全米決勝進出以降の低迷の原因であったのでありますが、やっとこれも修正されての、全豪オープン。

フェデラー対錦織戦は、試合前のフェデラーのインタビューどおりの展開となったのであります。

それは、錦織のバックハンドクロスであり、錦織の驚異的ねばりをもたらす精神力であるのであります。

案の定、ファイナルセットまでもつれこみ、錦織のバックハンドクロスを封じ込めるフェデラーの戦略に、錦織の気力を挫いて、みごとフェデラーが勝利するのであります。

このフェデラーと対戦するはずであった、マレーはと言えば、錦織がジョコビッチに破れた後選択したベースラインから下がるテニスを進化させ、みごとにランキング1位まで上り詰めることに成功したのでありますが、これはあくまで彼に驚異的肉体的身体能力の進化によるものであったと、KAIは思うのであります。

でありますから、今回、3回戦、マレーがズベレフに破れたのは、単にこの身体能力に原因があっただけと考えるのであります。(その前の試合で驚異的ねばりごしの試合をしていて疲弊していた)

と言うことで、ながくなりましたが、フェデラー対ズベレフ戦、ズベレフの敗因はこのライジングショットに対応できなかったことが、敗因。

もちろん第2セット以降、積極的に前へ出るも、ことごとくが出玉をライジングで返されて、反応できなかったのであります。

でありますので、トップハーフは、フェデラーで決まり。

ボトムハーフはと言いますと、これはナダルかラオニッチ。ラオニッチも調子はいいのでありますが、ナダルの復調は、まず間違いないのであります。

そして、決勝は、フェデラー対ナダル、これを制するのがフェデラー、といいますのがKAIのヨミなのであります。

はてさて、いかなることになりますやら、みなさん、5日後をお楽しみに。 KAI

さて、新年を迎え、最初のエントリーも、昨年に引き続きましての、小池百合子都知事の話題なのであります。

ここにきて、大方の小池支持者の気を揉んでいますのが、こちらの話題なのであります。

 今夏の東京都議選(定数127)を巡り、小池百合子都知事と民進党が、選挙協力についての協議入りに合意していたことが分かった。

 複数の民進党関係者が明らかにした。全42選挙区での候補者調整を目指しているが、双方とも譲れない選挙区もあり、協議は曲折も予想される。

 小池氏と民進党関係者が昨年末に会談し、協議入りで合意した。民進党の馬淵澄夫・選挙対策委員長が、小池氏側と具体的な調整を進めるとみられる。両者の選挙協力は、定数の少ない選挙区では候補者の一本化を図り、定数の多い選挙区では擁立する候補者数をおさえて、両者が推す候補の共倒れを防ぐことを想定している。民進党はすでに36人の公認候補予定者を決定したが、千代田、中央、豊島の各区などは空白区のままで、一部では候補者擁立見送りも検討している。
小池知事と民進、都議選協力で協議へ…候補調整


果たして小池氏は、民進と手を組むのか、否か。

これまでの、豊洲移転問題、オリンピック問題に加えて、小池新党を作るのか、否か、自民党を離党するのか、否か、にまたまたやきもきする問題が増えていくのであります。

いったい小池百合子は何を考えているのだ!

巷、こんな声が聞こえてくるのであります。

こんなみなさまに、KAIがお答えするのであります。

小池百合子は、都議会選挙とは恋愛ゲームである、と考えているのであります。

もちろん、これは喩え話でありますから、本気で彼女が恋愛ゲームであると考えているなどとは誤解しないでいただきたいのでありますが、恋愛ゲームに喩えるとこの小池百合子の言動が、きわめてよく理解できるのであります。

これから、これをもう少し具体的にご説明したいと思うのでありますが、ここで言う恋愛ゲームとは、主人公(彼女)が、並み居る競争相手を勝ち抜いて、目的の彼氏をゲットする、そんなゲームなのであります。

この彼女(小池氏)の並み居る競争相手とは、自民公明民進の各党であります。

そして、目的の彼氏とは東京都民の有権者の方々なのであります。

すなわち、小池氏は、自民公明民進のどの党も、すべて競争相手であり、ゲームの勝者になるのは、彼女一人であると考えているってことなのであります。

かように考えますれば、先に引用しました民進との接近問題もよく理解できるのでありますし、自民党離党問題もこれと密接に関係していることが、よくわかるのであります。

つまり、民進との接近とは、自民党へのさやあて(男女逆ですが)でありまして、その自民党に自分から離党を言わないのは、選挙前に分かれた友達でも選挙に勝ってもう一度友達になることができるようにするためであることが、ものの見事に理解できるのであります。

一方の自民党にとって、先の知事選挙で圧倒的支持を得た小池氏はきわめて脅威なのであります。

もし来月行われる千代田区長選挙においても、小池氏が応援する現職が、自民党の新人候補を破るようなことがあれば、これは決定的になるのであります。

すなわち自民党都連所属議員の浮き足立ちであります。

このとき何が起こるかと申しあげますと、それは7名の区議の除籍取消し、小池氏との和解であります。

小池氏は、これを無条件で受入れるわけではないのでありまして、選挙区ごとに小池派、反小池派を選別、反小池派には独自の対抗馬を立てることになるのであります。

もちろん、これは自民党員として、異例中の異例となるのであります。

これを、自民党がのめるかどうか、小池氏を自民党が除籍するか否かの、分かれ道となるのであります。

万が一除籍となれば、新党一直線なのであります。

ただし、新党も一筋縄ではいかないのが、小池新党の面白いところなのであります。

都議会選挙は、その選挙の仕組みから、1党で過半数を占めることはできないのでありまして、他党と連立して初めて与党になることができるのであります。

このとき効いてきますのが、自民党との友達問題なのであります。

すでに除籍しているので友達には戻せない。

ここで登場するのが、公明党。

もちろん選挙前に、しっかり小池さんは、公明党と友達になっていたのであります。

これを避けるために、ここにきてやっと、自民党は小池氏と7名の区議の除籍取消しを行い、同一会派へと向かう。

以上が、KAIが描く都議選までのシナリオなのであります。

ここで、ちまた喧しい世間の識者のみなさまのご意見を見てみることにするのであります。

舛添前都知事の場外退場騒動を忘れそうになるほど、小池劇場が続いておりますが、マスコミも劇場の舞台として取り込まれ、次第に、事実がどうかは別として、人びとの意識のなかに森喜朗組織委会長や都議会自民党の幹部のかたがたが頭の黒いネズミに違いないという刷り込みが進んできているように感じます。報道番組に出た小池都知事が都の職員は潔白で真面目と持ち上げたことは都庁はすでに抑えたということでしょうか。

いよいよ来年に都議会選を控えてますが、今の流れでは都議会自民党からは、かなりの数の場外退場者がでてきそうです。多分、都議会のパワーバランスが大きく変わるのでしょう。

小泉郵政選挙で反対票を投じた小林興起さんの当選を阻止するために刺客として東京10区に鞍替えした実績のある小池都知事ですから、都議会自民党議員の方々は刺客が放たれる恐怖から逃れることができません。空気を読める人なら、そろそろ白旗を振って、手打ちに持ち込みたいところでしょうが、選挙の心配がない森喜朗組織委会長だけが意気軒昂なのが目立ってきました。

小池・森戦争がこのさきどうなっていくのかはわかりませんが、闇のなかで利権をもった人たちが手を組み、合意形成を行い、物事が決まっていく、昭和の政治も四半世紀を経てやっと終わりつつあるのかなと思いますが、またそうあって欲しいものです。
都議会選挙にむけ小池劇場が続く、2016年12月26日13:52


なるほど、自民党都議の白旗は、大筋でKAIのヨミと同じです。

そして、もう一方。

今年は東京都議選挙があり、それに向けた政局中心になるとみる。それがどう転ぶかで、小池都政は橋下さんが大阪で行った改革のように成功するのか、それとも他事例のように政争にまみれ身動き取れなくなり失敗するのかが決まる。

7月22日が東京都議会議員選挙。定数は127。投票率は平成25年6月23日執行の前回の32.5%を超えることはまず間違えないだろう。そして、前々回の42.7%も超えると予想される。議席はどうなるか、そして小池都政は勝てるのか。

早稲田大学招聘研究員で選挙・世論調査に知見を持つ渡瀬裕哉氏によると、「2月7日の千代田区長選挙が鍵である」という。それによって都議会議員選挙に向けて政局ががらりと変わるそうだ。つまり、小池氏が応援するだろう現職の千代田区長に対して、自民党東京都連(内田都議)が対抗馬を立てられるのか、そして、それはどのような候補者か、どのような結果を出すのか、予測をどこまで覆せるのか、どこまで食い下がれるのか等。その内容と度合次第で、その他の議員や関係者の動きが変わってくる。政局が変わるそこがまさに試金石。小池氏側圧勝の場合は、まさにその動きは「風」となり、雪崩を打って小池氏側に走る議員も増えるだろう。

渡瀬氏は言う「東京都は中選挙区、小選挙区からなっている」ため、選挙区によって事情を見極める必要がある。中選挙区の候補者は、昔の自民党の代議士のように、支持団体の支援と票が安定的に見込めるためによほどのことがない限り落選しない構造だ。

さらに「選挙の強い側と弱い側から動きがある。自民党議員で選挙区情勢が厳しい選挙区から小池さん側に移る」と渡瀬氏は主張する。すでに公明党は小池氏支持を鮮明にしつつあり、年末、自民党の都議3名が、都議会自民党会派から離れて新会派を結成することが明らかになった。

これまでの実績から見て、小池氏が大きな失敗をするとは思えない。今以上に支持率を高めるのではないかと考えられるほどだ。だんまりを決め込む自民党東京都連はどう出るか。小池氏は、都議会議員選挙でもそれなりに勝利して、都民ファーストの改革は継続することが予想される。
【大予測:都政】東京都議選、小池氏勝利へ


こちらも千代田区長選挙が鍵となると、見ておられるようであります。

そして最後は、具体的な数字があがっている選挙ドットコムの記事であります。

なんと小池新党は島部を除くすべての選挙区でリードし「49議席」を獲得!自民党はほぼ半減の「30議席」まで議席を減らすという驚きの予想結果となりました。公明党は候補者を擁立する全ての選挙区で勝利し「23議席」を獲得と予想していますので、小池新党と公明党が連携すれば合計で「72議席」となり、安定過半数を得ることができます。
小池新党50議席・自民半減!? 2017年都議会議員選挙 大胆予想【もし小池新党が全選挙区に擁立したら】、選挙ドットコム 1/1(日) 8:00配信

この数字は、小池新党の場合の予測ではありますが、確かにKAIも納得なのであります。

いずれのご意見も、なんだか、結果的にKAIの予想と大して変わらない内容ではありますが、はてさていかなる展開となりますやら、まことに楽しみなのであります。

みなさん、今年もよろしく、なのであります。 KAI

日ごとに考える問題のテーマが変わる、きょうこのごろなのであります。

実はついこの間まで、例の暴走したプリウス問題についていろいろ考えていたのでありますが、トヨタと言う巨大企業の前では、警察権力でさえ情報が隠蔽され、どうせ何を言っても同じと、途中で書くのをやめていたのであります。

トヨタプリウスの運転マニュアルには、暴走時を想定した対処方法が記されている通り、トヨタは、プリウス発売当初から、この車が暴走することがあることを認識していたことになるのであります。

【朗報 】優秀なトヨタ、プリウス暴走時の止め方をマニュアルに記載。トヨタ免責で終了へ 。
Twitter、蒟蒻畑苺ミルク味ん ?2021JC2@NAMAZUrx、12月5日

と言うことでありますので、今回はこの問題ではなく、標題の通りのテーマを考えてみたいと思うのでありますが、まずは橋下さんのツイートであります。
小池さんを支える7人の侍が自民党から除名処分を受けた。小池さんのシナリオ通りだろう。こうなれば大将である小池さんも自民党を離党する大義ができた。というよりも離党しなければ仲間だけが自民党を追い出され、この原因の張本人が自民党に留まるというおかしな話になる。あとは新党へまっしぐら。
Twitter、橋下徹@t_ishin

なぜか、橋下徹を始めとして、維新支持者の多くが、小池百合子に、自民党離党、新党立上期待一色なのであります。

もちろん、これに対してみなさんご承知の通り、小池都知事は、暖簾に腕押し、わが道をゆく状態を通しているのであります。

さらには、橋下徹はこんなことまでツイートして、小池百合子の心境を慮ってみせるのでありますが、これはまるで的外れな指摘であると、KAIは言わざるを得ないのであります。

(小池新党)小池さんはオリンピックをやると決めたので国政では自民とケンカできない。都議会でのみ自民とケンカ。ゆえに自民党から離党するか迷っている。理解できる。ただポイントは有権者の視点。国政では自民とケンカしないことを宣言して自民党を離党し、小池地域政党を作るのが最も分かりやすい
Twitter、橋下徹@t_ishin

KAIの一連のツイートをお読みいただいているみなさんにとって、ご承知の通り、小池百合子はまったくもって、離党も新党立上も考えていないのでありますが、KAIのこの確信がどこから来るのか、そしてなぜ橋下徹は小池百合子の新党立上に期待するのか、それら一連の仕組みを、これからご説明したいと思うのであります。

まず申しあげる必要がありますのが、橋下が大阪府知事であったときの大阪府の予算規模とは、約3兆円。これに対して東京都の予算は、約13兆円。大人と子どもほどの開きがあるのであります。

まずもって、このそれぞれの予算規模で、行政を動かしていく方法が同じであると考えること自体、間違いであることにお気づきいただけると思うのであります。

すなわち、橋下徹の取った手法は、トップダウンであり、いま小池百合子が採用しようとしている手法は、トップダウンとは真逆のボトムアップなのであります。

橋下のトップダウンはわかるけれど、小池のどこがボトムアップなのかの突っ込みに対するご説明は後ほどさせていただくことに致しまして、橋下の小池新党立上の期待が、このトップダウン指向から来ていることは、まず間違いないと思うのであります。

つまり、橋下徹にとって政治行政の主導権=政党としての主導権であり、まずもって政治のトップダウンとは政党に他ならないと考えているからであります。

もちろんこれは、決して間違っているわけではないのでありますが、大阪府において大阪維新が主導権を握ることとくらべて、小池新党が東京都で主導権を握る現実性を鑑みれば、いかにこれが荒唐無稽の空理空論であることが、わかろうかと言うものなのであります。

而して、橋下徹以上にリアリストである小池百合子にとって、取れる手段は自ずと定まって来るのであります。

実は、この流れを生み出した源流こそ、先の都知事選挙にあったのであります。

それは、初期の泡沫候補扱いから、勝って連とも思われる人々の支持を集めて圧勝を果たした、あの都知事選であったのであります。

まさに、これこそが政党の推薦も何もない、ボトムアップの勝利であり、小池百合子が確信した、東京都の政治行政を制圧するための手法であったのであります。

これを理解する事例が、こちら。

(都政)僕は業界団体からの個別ヒアリングは受け付けなかった。なぜなら全業界団体と会うことは不可能で、会う会わないが不公平になるし、これが選挙と結びついて政治行政を歪める可能性があるからだ。これは担当部局の行政の仕事とした。担当部局からの知事公開ヒアリングにした方が公平・公正だ。
都の予算編成 小池知事が公開でヒアリング http://5.tvasahi.jp/000089736?a=news&b=nss …
Twitter、Shinichi Ueyama@ShinichiUeyama

Twitter、橋下徹@t_ishin

3兆円の予算の組み替えに対して、13兆円の予算組み替えがいかに想像を絶するものになるかは、誰が考えても、あたりまえのことなのであります。

これを小池が主導してやれと主張するのが、橋下の主張なのであります。

しかし、小池は、そうはしないのであります。

今回の、ボトムアップである勝って連とは、業界団体であります。

このヒアリングが、従来からある業界団体による陳情と違うのは、すでに前年度からの予算措置が行われている業界からのヒアリングであることであります。

橋下の主張するような、今年度の予算提示の上でのヒアリングではなく、ヒアリングの上での予算提示にこそ、ボトムアップ的意味があるのであります。

すなわち、予算増額を達成なら、ヒアリング成功、減額なら失敗と、すべて業界団体側に、表面上の主導権を握らせることができるのであります。

もちろんこれらは、予算のほんの一部かもしれない。しかしながら今まで都の役人が密室で決めていた予算が、はるかに透明化される、絶大なる効果となるのであります。

しかし、なぜ橋下徹は、この小池百合子の心が理解できないのか?

実は、その答えは、以下のエントリーで詳説させていただいていたのであります。

策士橋下徹が通る(ってちょっとダジャレ)

それは、すなわち、すべて橋下徹の策略であったと言うものなのでありますが、この分析ははたして正しかったのか、確かに疑問が残るところではあるのであります。

すなわち、天然だったかどうか、であります。

もしこれが天然であるならば、今回の標題の答えとは、橋下徹が、小池百合子のボトムアップ手法の意味を、本当の意味で理解していないのではないかと、思わざるを得ないのであります。

はたして、これからいかなる展開となりますやら。ますます興味は尽きないのであります。 KAI

国際政治学者三浦瑠麗氏はなぜ、橋下徹の言うことを理解できないのでありましょうか。

今回のテーマは、この問題について考えてみたいと思うのであります。

と言うことで、まずは三浦氏の言い分は、こちら。

 橋下さんの発言について、私が申し上げたかったことは2つ。1つは、慰安婦問題の中でも、特に南洋における事実認識が違うこと。もう1つは、氏の慰安婦問題の提起の仕方に問題があったことによって維新への期待が萎み、日本政治にマイナスの影響を及ぼしたことです。

 慰安婦問題をめぐる議論が、「強制性」の解釈や、軍の「組織的関与」の有無に偏っていたとの問題意識は共有します。問題の本質は、慰安婦制度を含む戦場における性暴力であるとの点も異議はありません。しかし、であるからこそ、氏の「他国も同じようなことをしていた」という発言は、これまで語られることの少なかった南洋の悲惨な実態を思うと、正当化できないのです。
国際政治学者・三浦瑠麗「橋下さん、維新の可能性を潰さないでください」


 慰安婦問題の提起から生じた一連の経緯で、橋下さんと維新運動への期待は萎みました。仮に橋下さんの意図が慰安婦問題をめぐる「国際比較の必要性」にあったとしても、世論はそうは受けとらなかった。「(兵士に)休息をさせてあげようと思ったら慰安婦制度が必要なのはこれは誰だってわかる」との発言や「(沖縄で米軍は)もっと風俗業を活用すべき」との発言とセットで解釈されたからです。そこに悪意ある切り取りが存在したことは否定しません。ただ、そこは政治家としての結果責任を見ざるをえないと思うのです。
2/2

私が申し上げたかったことは2つ。1つは、慰安婦問題の中でも、特に南洋における事実認識が違うこと。もう1つは、氏の慰安婦問題の提起の仕方に問題があったことによって維新への期待が萎み、日本政治にマイナスの影響を及ぼしたこと」と言う、彼女の指摘が、一見まともに見えるのでありますが、よくよく考えてみますと、これは奇妙な論法になっているのであります。

すなわち、彼女の論法によれば、橋下徹の「間違った事実認識」および「間違った問題提起の仕方」がまずもって議論の前提にあり、これから導かれた「維新運動へのマイナス効果」を問題視するのだ、との論理立てになっているのであります。

そうです、本来、「間違った事実認識」も「間違った問題提起の仕方」も、論理の前提となるものではなく、立証されるべき結論となるべきものであったのであります。

しかも、これらの「前提」から導かれたとする「維新運動へのマイナス効果」でさえ、問題提起の仕方が間違っていたからのマイナス効果であることも、ものの見事に立証はスルーされているのであります。

ここで橋下発言当時のことを思い起こしていただきたいのでありますが、あるテレビ番組の1場面であります。

コメンテータ全員が、橋下発言問題ありの札をあげる一方、視聴者アンケートでは、8割方の人々が、問題なしと答えていたのであります。

もちろんこれは視聴者アンケートでありますので、なんら問題なしが立証されたものではないのでありますが、三浦瑠麗氏が言う問題あり、間違いも、これまた立証されたものではないのであります。

しかしなぜ彼女は、これらを問題あり、間違いとかたくなに決め付けるのか、むしろ問題であるのは、こちらの問題なのであります。

と言うことで、やっと今回のテーマの本筋にたどりつくことができたのでありますが、三浦瑠麗氏にとって慰安婦問題とは、正しく理解することができない「概念」であると言う、そう言う問題として考えていく必要があるのであります。

そこで、あらためまして、このKAI_REPORTで書いてきました、以下のエントリーをお読みいただきたいのであります。

「概念」とは、なぜこれを獲得できない人がいるのか?

「概念」とは、なぜこれを獲得できない人がいるのか?(パート2)

最初のエントリーは、概念を獲得できない理由が「概念形成」問題にあるとし、予想インフレ率と言う概念がいかに正しく獲得できなかったかについて考察したものであります。

同様に2つ目のエントリーでは、中韓における歴史教育のあり方の違いが、両国の国民の国家概念の形成に大きく影響を与えていると言うものであります。

そして今回のパート3では、三浦瑠麗氏の慰安婦問題と言う概念形成に影響を与えているものとは、それが「タブー」であったことを、これからここでご説明したいと思うのであります。

みなさんご承知のように、大阪府政において、タブーそのものであった同和問題、在日問題、自治労問題に果敢に切り込んだのが、かの橋下徹であったのであります。

慰安婦発言もまた、国政においてタブー化していたこの問題について記者からの質問を受け、橋下流に切り込んだものであったのであります。

こんな中にあって、三浦氏の慰安婦問題と言うタブーへの認識はと言いますと。

これに対する数少ない例外が、先の大戦のいくつかの点をめぐる、いくつかの国が提起する点であり、象徴的な論点が慰安婦問題なのである。
戦後70周年の日本外交と対外メッセージについてー北海道新聞に寄稿しました

なんと、つい最近までの、彼女の慰安婦問題に対する認識とは、韓国が提起する問題の一つでしかなかったのであります。

昨年の朝日新聞の誤報報道で明らかになったように、この慰安婦問題とは、朝日新聞と在日弁護士が仕掛けた、彼らの反日活動による謀であったと言う事実なのであります。

であるにもかかわらず、三浦氏は、慰安婦問題とは、南洋における日本軍の特殊問題であるとかたくなに主張を続けるのであります。

 私は、日本人が特に邪悪であったなどと言いたいわけではありません。負けている軍隊の下に最も悲惨な状況が出現するという、時代と国を超えた傾向を指摘しているのです。日本軍は南洋戦線において、戦史に稀な悲惨な戦闘を行った。橋下さんが挙げたように連合国のノルマンディーにおける性暴力はひどかった。擁護する気など毛頭ありません。しかし、第2次大戦中、かたや補給も行われ、一定の軍律が保たれ、記録も存在する軍隊と、かたや補給を絶たれ、組織が崩壊し、記録する者までが息絶え腐っていった軍隊の違いは自明です。客観的資料は少ないですが、限られた生存者の聞き取りや、軍事法廷の証言は、人間として直視できないほどです。
国際政治学者・三浦瑠麗「橋下さん、維新の可能性を潰さないでください」

これをもって、三浦氏は橋下徹が事実誤認をしていると言うのであります。

誰が見ても、この彼女の、慰安婦問題とは南方における日本軍の特殊問題であるとの主張には首肯しかねるのでありますが、三浦氏は公の場でこの主張を決して取り下げようとはしないのであります。

これは、なぜなのか?

まさに、これを説明するのが、先ほど申しあげましたところの「概念形成」問題であり、この概念形成の邪魔をしているのが、彼女が持つタブー意識に他ならないと言いますのが、今回のKAIの考えなのであります。

すなわち、三浦氏の、この歳になるまで慰安婦問題に対する理解が、韓国の主張問題との認識は、決して不思議でもなんでもなく、それはこの問題に興味を持たなかった大半の知識人において、きわめて一般的であったと言うことであり、言い換えれば政府を始めとしたタブー問題に対する認識に他ならなかったのであります。

つまり、このタブー問題に対する認識とは、考えることを止めることであります。

ところが、三浦氏に異変が起きた。

それはまさに、橋下徹が行った慰安婦発言であったのであります。

まさに青天の霹靂であります。

慰安婦問題とは、何か。

三浦氏には、急遽これを理解する必要に迫られることになったのであります。

ここで、三浦氏の慰安婦問題と言う概念形成に齟齬が生じることになるのであります。

いままでタブー故に考えることがなかった彼女が、まずもって根拠にしたのは、橋下発言に対する女性たちの反発であります。

そしてたどり着いたのが、橋下の言う当時世界共通の戦時下の女性人権問題ではなく、日本の特殊問題であるとの結論だったのであります。

しかし、なぜ結論がそうなるのか。

それは彼女のタブー時代の、慰安婦問題とは韓国の主張問題との認識に対する明確な答えになっているからであります。なぜ世界共通ではなく、韓国のみの問題となるのか、その答えとなるからであります。

「客観的資料は少ないですが、限られた生存者の聞き取りや、軍事法廷の証言」が、この彼女の認識を確固たるものにしていったのは、まず間違いないと思われるのであります。

しかしながら、時代の流れは、三浦氏の思いとはまったく異なる流れとなるのであります。

朝日新聞の誤報報道謝罪のきっかけとなったのも、まさにあの橋下発言であり、反橋下報道一色の中にあって、大阪でのW選挙勝利と維新は快進撃を続けているのであります。

大阪以外については、確かにいまだ反橋下色はぬぐえていないものの、それはあの橋下発言のせいでもなんでもなく、繰り返されるメディアの反橋下報道によるのは、まず間違いない事実なのであります。

と言うことで、このお話はこれでお仕舞いなのでありますが、最後に一言だけ申しあげますならば、橋下発言当時、多くの維新の女性議員たちが感じていたこのことを、声を大にして発言していれば、世の中の流れはまったく違ったものになっていた、それは「橋下発言はまったく問題なし」であると。 KAI

小池報道もそうでありましたが、このところのメディアの外し具合が、芳しいのであります。

もちろん今回は、米大統領選挙でありますので、アメリカのメディアの問題であり、小池報道における日本のメディアの問題と、今回の米国におけるそれとは、問題の本質が異なるのであります。

これがすなわち、メディアにおけるジャーナリズムとしての役割の問題に行き着くのでありますが、これを論じる前に、まずは大統領選の事前予想であります。

と言うことで、こちらが、KAIの、本番2週間前の予想であります。

と言うことで、今回のKAIの予想はと言いますと、51対49でトランプ勝利なのでありますが、その訳は最後にご説明するといたしまして、まずはクリントン圧勝予測であります。
http://www.open.jp/blog/2016/10/post-1474.html …
さて(暇なので)米国大統領選の予想でもしますか
Twitter、KAI@kai_report、19:16 - 2016年10月27日

そして、こちらがそのブログのエントリーであります。

さて(暇なので)米国大統領選の予想でもしますか

そして、実際の結果はと言いますと、

クリントン 228(59,814,018票) トランプ 279(59,611,678票)

ドナルド・トランプ候補が大統領選に勝利
未獲得の選挙人票数: 31
270 票で当選

開票率: 99%
2016/11/10 18:44 JST 更新、2016年米大統領選挙結果


見事、トランプ当選の的中であります。

大方のメディアの、クリントン圧勝の予測の中にあって、先日の都知事選に続いての的中なのであります。

選挙人獲得比率の51対49につきましては、開票率100%でおそらく56対44くらいまで開くでありましょうが、先のエントリーでKAIが予想しましたとおり、接戦を制したフロリダの選挙人29人が、勝敗を決したのは間違いないのであります。

さて、ことごとくの予想を外したメディアの言い訳でありますところの、トランプの「驚くべき逆転勝利」なのでありますが、「驚くべき」はみなさんでもなんでもなくただ単にメディアの中のみなさまであったのであります。

すなわち、メディアのみなさんが見ていたのは、ただ単にトランプが「好きか嫌いか」だけであったのであります。

これは別にKAIが想像で申しあげているのではなく、米国メディアの出口調査における質問事項であった、日本のメディアでは考えられない驚愕的事実なのであります。

前回のエントリーでも触れましたとおり、事前調査における2人の支持率とは、この好きか嫌いか、ただ単なる人気投票となっていたのであります。

ご承知の通り、人は、好きか嫌いかと投票するかしないかは、本質的に異なるものなのであります。

これをあえて、簡単に申しあげますなら、クリントンが嫌いとトランプが嫌いの差であったと言うことなのであります。

つまり、多少の差で、クリントンが嫌いが、トランプが嫌いを上回った結果であったのであります。

米国の大統領選は、日本の衆議院選における小選挙区制度と同じであります。どちらが選挙区で多数を取るか、多数の総取りなのであります。

でありますから、得票数に差がなくても獲得選挙人数に差が出ることは、よくあることなのであります。

さて、一連のこれらの問題が冒頭に申しあげました、「メディアにおけるジャーナリズムとしての役割の問題」といかなる関係があるのか、であります。

そうです、好き嫌いとはジャーナリズムではなく、メディアが単なるゴシップメディアに堕してしまった、明確なる証拠なのであります。

もちろん日本では、昔から、メディアとはゴシップメディアであり続けてきたのでありますが、非常に興味深いことに、米国メディアにおいても、トランプと言う大統領候補の出現によって、メディアがジャーナリズムから、ものの見事にゴシップ化したと言うわけなのであります。

さらに、この米国メディアのゴシップ化につきましては、更なる考察があるのでありますが、今回はこれは次回以降のテーマとさせていただくのでありまして、標題の「トランプは、リンカーンに並ぶのか?」についてであります。

なぜ突然、唐突にも「リンカーン」であるのか?

そのヒントを教えてくれたのが、こちらのツイート。

「下品な演説で成り上がった粗野なアホ」「外見も知性もサル並みだ」「第一、政治経験にもとぼしい」「副大統領や閣僚が操る人形としてしか機能しない政権になろう」――。かつて、そう言われて大統領になった男がいた。エイブラハム・リンカーンっていうね。
Twitter、OGAWA Kandai@grossherzigkeit、11月9日

このツイートのソースになるものはないかと思って探してみましたが、直接の記述は見つからなかったのでありますが、それらしい記述がこちらであります。
1860年2月27日、ニューヨークの党指導者がリンカーンを招待して、強力な党員達の前でクーパー・ユニオン演説(英語版)を行わせた。リンカーンは、建国の父たちがダグラスの主張するような「国民主権」という考え方をほとんど用いず、奴隷制を制限することを繰り返し求めたと論じた。共和党の道徳の基礎に従えば奴隷制に反対することを求めており、「正しいことと間違ったことの間の中間を模索すること」、すなわち部分的に奴隷制を容認することを拒否すると主張した[132]。リンカーンの洗練されていない外貌にもかかわらず(聴衆の多くは彼が不恰好で醜いとすら考えた[133][134])、リンカーンは自身を党の前線に立たせる知的指導者であることを示し、共和党の大統領候補である印象を与えた。ジャーナリストのノア・ブルックスは「ニューヨークの聴衆に対して彼ほど初登場の印象を与えた者はいなかった」と記していた[135][136]。
Wikipedia、エイブラハム・リンカーン

KAIは、Wikiのこの記述を読みまして、さきほどのツイートに膝を打って納得したのであります。

すなわち、リンカーンの時代の奴隷制度とは、いまの移民問題なのであります。すなわち不法移民問題であり、難民問題であり、これらの人々との間の格差問題なのであります。

オバマもクリントンも、この問題に目を瞑ってきたのであります。

これに衝撃的に反旗を翻したのが、トランプであったのであります。

実はいま、トランプ当選に抗議して全米でデモをくりひろげている人たちが気付いていないのは、この人たちこそが、この不法移民を容認して、難民問題や格差問題の抜本解決に背を向ける者たちであるってことなのであります。

恐らく今後、トランプは、リンカーンのように南北戦争に突入、その後暗殺ってことには、まさかならないとは思うのでありますが、メディアが喧伝する意味とはまったくもって異なる意味で、米国世論を大きく二分した状況に直面するのは、まず間違いないのであります。

それは、奴隷制度廃止と同じように、まったく異なる人権意識と言う価値観の対立であり、見かけ上のドンパチはないものの、激しくこの価値観の対立の時代に、米国社会は直面していくのであります。

と言うことで、一方の日本社会でありますが、あいもかわらずのゴシップジャーナリズムしか脳がないメディアに扇動された方々のおかげで、カエルの楽園がごとく、煮えたぎるお湯の中で茹であがるカエルを待つばかりとなるか、はたまた、トランプがごとく争点を明確にして、これと戦うリーダーの登場を待つのか(もちろん橋下徹ですが)、時代は大きく動き始めたのであります。 KAI

ご無沙汰なのであります。

お久しぶりのテーマはと言いますと、11月第2火曜日に投票日を迎える米大統領選。

不思議なのは、このところのマスメディアの、この話題についての静けさなのであります。

もちろんこれは、選挙戦終盤に来てのクリントン圧勝ムードが原因であるにはあるのでありますが、それぞれメディアにとって、いまひとつ選挙結果を読みきれていないことから来ているのではないかと、KAIは思うのであります。

この「読みきれていない」とは、投票日までまだまだ何が起こるかわからない、と言う意味でもありまして、まさに「静観」といったところなのであります。

と言うことで、今回のKAIの予想はと言いますと、51対49でトランプ勝利なのでありますが、その訳は最後にご説明するといたしまして、まずはクリントン圧勝予測であります。

 【ワシントン=青木伸行】2012年の米大統領選の結果を正確に予測した、「天才統計学者」と呼ばれる米国人がいる。ネイト・シルバー氏(38)。今回の大統領選では、民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官が勝利する確率を86.2%、共和党候補のドナルド・トランプ氏を13.8%とはじいている。シルバー氏の現時点での統計学上の予測では、トランプ氏は「絶体絶命」か?

 本名はナサニエル・リード・シルバー。1978年1月、ミシガン州に生まれ、シカゴ大学経済学部を卒業後、英国のロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学んだ。

(中略)

 2008年に統計分析サイト「ファイブサーティエイト(538)」を立ち上げ、本格的に選挙の予測を始める。「538」は、大統領選の勝敗を決する選挙人の数から名付けた。
当選確率はクリントン氏86%、トランプ氏13% 「天才統計学者」ネイト・シルバー氏が予測

(中略)

 23日現在の予測では、選挙人獲得数と当選確率をクリントン氏340人、86.2%、トランプ氏196人、13.8%と予測している。第1回テレビ討論会が開かれた9月26日の時点で、当選確率はクリントン氏が54.8%、トランプ氏は45.2%と、かなり接近していた。しかし、この日を境にクリントン氏の当選確率は急上昇し、トランプ氏は急激に下降。第3回の討論会の結果と、トランプ氏の女性スキャンダルが相次いで発覚したことが要因だ。

 激戦州のフロリダ、ノースカロライナ、オハイオ、アイオワ州などや、共和党の牙城であるアリゾナ州でもクリントン氏がリードしている。

 12年の大統領選当日の最終予測では、オバマ大統領の再選確率を90.9%とし、共和党のミット・ロムニー氏がわずかに優勢とした一部世論調査と好対照を成した。今回も予測は日々更新されており、11月8日の投票日の最終予測が注目される。
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このまま投票日までに何もなければ、恐らくこの通りの結果になるかもしれないのでありますが、これから何があるかわからないのも、米国の大統領選挙なのであります。

案の定、出てきましたのが、こちらの記事であります。

 【ワシントン=小雲規生】米大統領選の民主党候補クリントン氏と親密なバージニア州知事の政治団体が、連邦捜査局(FBI)幹部アンドリュー・マッケイブ氏の妻で、2015年に同州議会の上院選挙に立候補した女性に約50万ドル(約5200万円)の献金をしていたことが分かった。24日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じた。

 マッケイブ氏は選挙後の7月末にFBI副長官に昇格し、クリントン氏の私的メールアカウント使用問題の捜査に関わった。マッケイブ氏の妻はメール問題が発覚した3月に出馬を表明したが、6月の選挙戦で共和党の現職候補に敗北した。FBIはマッケイブ氏が妻の選挙運動には関わらなかったとしている。

 バージニア州のマコーリフ知事は1990年代からビル・クリントン元大統領との近い関係だったことで知られ、今年5月には中国の企業家からの政治献金をめぐってFBIから捜査されていると報じられた。

 マコーリフ氏からFBI幹部の妻への献金が政治倫理的な問題をはらむとの見方もあり、大統領選終盤で共和党側の攻撃材料とされる可能性もある。
クリントン氏と親密な知事の政治団体、FBI幹部の妻に5200万円大口献金


このクリントンのメール問題、いっこうにFBIの追及に拍車がかからないと思ったら、こんな裏取引があったとは。

はてさて、これが発覚して、どこまで選挙結果に影響するのかどうか、でありますが、続いての、何が起こるかわからない、であります。

米大統領選挙の投票まであと2週間。

巧みな選挙戦略で支持を大きく拡大し、ワシントン・ポスト紙などの世論調査で、選挙人の獲得予想が過半数の270人を超えたクリントン陣営にとって、いま最も警戒すべきは「オクトーバーサプライズ」だ。10月に、突然不利な情報が公開され、窮地に陥ってしまう危険な工作である。

想定されるのはやはり、ロシアがサイバー攻撃によって得たクリントン候補に関する未公開の重大情報を情報公開サイト「ウィキリークス」が突然アップする、という悪夢のリスクである。
ネット接続を断たれたアサンジ:ロシアの「オクトーバーサプライズ」阻止


もし、これが本当に起これば、これは間違いなくトランプの大逆転勝利となるのであります。

そして、ここにきて、比較的冷静な選挙分析が発表されたのであります。

 【ワシントン時事】米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の26日時点の情勢分析によると、大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(69)が確保にめどをつけた選挙人は252人となり、勝敗ラインの270人を再び割り込んだ。

 激戦州ペンシルベニア州の情勢判断をクリントン氏優勢から接戦に切り替えたことに伴い、選挙人数を20人減少させた。 (了)
クリントン氏、再び過半数割れ=米大統領選、時事通信 10/27(木) 10:25配信


この分析が、ほぼ現在の情勢を正確に予測していると思われるのであります。

ここで疑問となりますのが、冒頭に引用しました、シルバー氏の86対14の圧倒的大差でクリントン勝利との予測なのであります。

実は、この理由は、簡単なのであります。

過去の選挙を次々と当ててきたシルバー氏。

しかし、今回の選挙は、これまでの選挙とは、まるで「モデル」が別物だったことに、彼は気付かなかったのであります。

そうです、今回の選挙のモデルとは、それは「中傷合戦」と言うモデルであったのであります。このモデルで得られる結論とは、候補が好きか嫌いかだけなのであります。

でありますから、いくら各種調査のデータを集めて、これを分析してみたところで、得られる結論は、単に好きか嫌いか、決して、投票するかしないかではなかったのであります。

多くのメディアが報じるクリントン圧勝も、これと同じ理由で当てにならないと言うのが、これまたKAIの思うところであるのであります。

と言うことで、現在の情勢はといいますと、さきほど引用しました時事通信の通り、二人は接戦であると言うことなのであります。

そこで、KAIの予想であります51対49でトランプ勝利なのでありますが、その最もおおきな理由がこちらであります。

米大統領選の共和党候補のトランプ氏が経営する「トランプ・インターナショナル・ホテル」が、米ワシントンで正式に開業しました。選挙戦で苦戦が伝えられるトランプ氏は遊説活動を一時離脱し、式典に参加。ホテルの外ではトランプ氏への抗議デモも… トランプホテル開業 抗議デモや「5割値引き」報道も
twitter、朝日新聞デジタル編集部@asahicom

え?トランプホテルの開業がなんで選挙に影響するのかって?

そうではなく、抗議デモであります。これは、クリントンのやりすぎなのであります。

トランプ発言の女性スキャンダル問題の時もそうでありましたが、これはあきらかにクリントン陣営のやらせであり、しかもやらせであることがまるわかりなのであります。

これらのやらせで何が起こるのか?

それはトランプへの同情票なのであります。

いくらなんでも、クリントン、やりすぎ。トランプ、可哀そうってなって、一気に形勢逆転の結果の、51対49でトランプ勝利であるのであります。

ここで思い出されるのが、共和党のブッシュと民主党のゴアが争った2000年の大統領選挙であります。

2000年アメリカ合衆国大統領選挙

フロリダでの選挙結果が、最終的にブッシュ勝利となったのでありますが、今回の選挙もまた、なぜかフロリダの結果で明暗がわかれるような気がするのであります。

はてさて、いかなることになりますやら。結果は後のお楽しみ。 KAI

まずもって、これはKAI_REPORTが、まるで影響力がないから書けることであると、最初にお断りするのでありますが、こんな愉快なお話はないのであります。

それは、いまのいま、橋下徹と言う希代の策士が、情報戦をいかなる方法で戦うのか、これを生で目撃、立ち会うことができるからであります。

ここで言いますところの情報戦とは、まるで降って湧いたかのように、併せて起こったこの二つの問題なのであります。

小池新都知事による築地市場移転延期問題
蓮舫の二重国籍のまま民進党代表選出問題

と言うことで、みなさまには最初から今回のお話の結論をご説明しておくのでありますが、弁護士であります橋下徹は、期日と言われる弁護士の訴訟活動において採用する手法を、今回のこの二つの問題についても、まったく同じように実行していると言うことなのであります。

すなわち、法廷での裁判本番前に行われる期日において、本来行われるはずの訴訟における争点確認で、徹底して争点隠しを行う戦術なのであります。

もう少し分かりやすく申しあげますならば、裁判本番前までは訴訟の相手方に、本来争うべき争点とはまったく異なる争点を提示し、相手が油断したと見るや、裁判本番では隠していた本命の争点で法廷闘争を行うのであります。

つまり、相手方からすれば、この争点での争いはないなと、準備をしていないところに、橋下徹は猛然と襲い掛かるのであります。

それでは、これを具体的に上記二つの問題でご説明したいと思うのであります。

まずは、築地市場移転問題でありますが、橋下徹が相手方に隠す争点とは、こちらであります。

豊洲問題の本質とは?

なんだKAIさん、自分のエントリーの宣伝かよなんていわないでいただきたいのでありますが、今回小池都知事がこの築地移転問題を持ち出したのには、きわめて巧妙な作戦があるのでありまして、その最終ターゲットは某内田都議であり、その支配下にある天下り企業と天下り官僚たちなのであります。

もちろん橋下徹は、これを百も承知の介。

しかしながらであります。最初から直接この利権がらみを持ち出せば、当然のように敵方は、防戦に出るのであります。

そこで打ち出したのが、橋下徹の期日での目くらまし争点なのであります。

豊洲問題。地下空洞に合理性がなく汚染物質が残っていれば、都庁は嘘付きだったことになる。しかし汚染物質が除去され地下空洞に合理性があれば、単なる言い間違えのレベル。仮に後者であれば、言い間違えのレベルを強烈な風評被害にしてしまった小池さんと外部有識者の責任問題に発展する可能性あり。
Twitter、橋下徹@t_ishin

豊洲問題。専門家会議、技術会議は赤っ恥をかかないようによくよく注意をした方がいい。都庁側が本気で反論してきたら、盛土の方が危険だった、だから地下空洞にしたと立証される。盛土がないことが問題なんじゃない。きちんと汚染物質が除去されていれば、むしろ空洞の方が安全。
Twitter、橋下徹@t_ishin

まるで、この争点で争えば、小池知事側が負けるかのような書き方なのであります。

もちろんマスメディアも含めて多くの識者がこの流れに誘導され、敵方である利権集団たちは、ものの見事に油断するのであります。

本番の議会では、これが一転、間抜けな自民党都連の追求を逆手にとって、都庁幹部と業者の癒着を白日の下にし、都連の関与まで言及していくことになるのであります。

そして、もう一つの問題であります、蓮舫の二重国籍問題。

大方の人々の、この問題への理解は、蓮舫の度重なるウソ説明への不信であります。

もちろん、蓮舫を擁護するマスメディアの論調は、蓮舫を二重国籍の被害者扱いにして、一連の蓮舫のデタラメ会見を正当化するのであります。

まさに、この点においても、橋下徹は、争点隠しを画策するのであります。

日本国籍ガーと国籍を語る人に限って日本の国籍法が採用する血統主義の思想的根本問題を何も考えていない。血統主義とは個人で人生を切り拓く希望・可能性を奪う考え方。血筋が全て。血筋なんか言い出したら俺はアウトだよ(笑)何よりもうちの子どもが血筋なんてのに拘束されるなんてまっぴらごめんだ
Twitter、橋下徹@t_ishin

この結末は、おそらくみなさんご想像通りとなるのであります。

党首討論会で、安倍晋三の反撃に、言葉に詰まった蓮舫、思わず口にするのであります。

「国籍なんて関係ありません」

そうです、国会のその場で、テレビで全国民が注視する中、もし、「国民の皆様に不信を抱かせたことは大変申し訳ありません」と発言したならば、この問題の傷口をひろげることにはならなかったのであります。

しかしこの決定的な場でもなお、言い訳に終始する様を目撃した国民の怒りはどこに向かうのか。

これは、簡単であります。

民進党の支持率の急激な減少であります。

そして、野党第2党へ転落。

半年前から、KAIが予想するとおりの展開となるのであります。

そして、策士橋下徹にとっても。

まことに慶賀の至りとなるのであります。 KAI

豊洲問題の本質とは?

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豊洲問題、Twitterでは書ききれないので、こちらに整理しておくのであります。

・全面盛り土工事の設計書、予算計上、工事発注、全面工事完了の写真をホームページに公開、当初予算どおりの支払い執行。
・実際は、部分盛り土であったにもかかわらず、発注変更および支払い済み公金返還の手続きを行わず放置。
・市場建屋構造計算書に欠陥があるとの指摘に対して、都側は再計算をして問題なしと発表したが、第3者による検証を行わず、耐震基準を満たしていない可能性を否定できない。
・万一、耐震基準を満たしていない場合、姉歯事件同様、すべての建屋の建て直し。
・盛り土工事問題同様、建屋工事においても、設計書に基づく工事発注内容と、実際の施工内容の、さまざまな食い違いがあるにもかかわらず、工事発注変更および予算執行変更手続きを放置。

問題の本質は、橋下徹氏らが指摘するような環境問題に関する客観的データの検証にあるのではなく、東京都による工事発注手続きにおける、工事請負業者と結託した不正行為であり、かつ構造計算書偽造疑惑問題にあるのであります。

小池新都知事が目指すのは、今回の豊洲問題を典型にした、都行政と、これと結託した業者および都議会議員から構成される利権構造を徹底的に透明化し、都行政を根本から改革することにあるってことを、みなさん忘れないでいただきたいのであります。 KAI

小池百合子新都知事が誕生して、早1カ月。来月28日には、都議会本会議が始まるのでありますが、はてさていかなる展開となるのか。

今回は、この問題について考えてみることにするのでありますが、その前に、今起こっているこの問題についてであります。

 11月に予定されていた東京都の築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転について、小池百合子都知事が31日午後1時半から記者会見し、延期を正式に表明した。
中止判断は「PTの精査待つ」 損失発生に「金額が一人歩き」と不満

いわゆる築地市場移転問題であります。

この問題について考察する上での概観を、まずもって申しあげる必要があるのでありますが、これから取り上げる橋下徹氏の反応を始めとした、「落としどころ」的考え方では、この問題は解決せず、ではどうすればよろしいのかといいますならば、まさに小池新都知事が当選一番に表明した、「都政の透明化」でありまして、この築地市場移転問題の徹底的透明化以外には、この問題の解決はないってことを認識することなのであります。

そこで、まずは、橋下氏の「落しどころ」的考え方とは何であるかをご説明したいと思うのであります。

小池都知事が築地市場の移転を延期する方針とのこと。こりゃ、まずいな。改革知事をアピールするためだろうが、政治戦略・戦術としては失敗するだろう。延期したことによる混乱を上回るだけの落としどころになならない

築地市場移転問題は、まずは移転を進める。市場内業者による会議体を作って建物の使い勝手をよくするための協議を行い修正するところは修正する。これまでの建設を巡る違法・不適切さの原因究明をする。環境問題はほぼクリアー
小池都知事の築地移転延期。まずいな、政治戦略・戦術としては失敗するだろう - 8月30日のツイート


「落としどころ」とは、業界用語で言いますところの「絵を描く」ことであります。

検察や弁護士は、事件が発生すると、まず一番に描くのが、この「絵」であります。

ところがであります。実は、この問題の「絵」とは、通常の司法の対象となる二次元的絵画ではなく、動画的4次元要素をもった「絵」であるのであります。

すなわち、これから取り上げるところであります、すでに完成して開場を待つ豊洲新市場とはとんでもない建物であった事実をふまえて、これを前提にしたさまざまな可能性を考慮した「絵」を描く必要があるってことであります。

橋下氏も、ぜひとも以下のサイトで指摘されている「事実」を、ご確認いただきたいのであります。

築地市場を豊洲へ移転するのが不可能な理由。これは酷すぎる…。

建築エコノミスト 森山のブログ

おまけに、先日の新報道2001でも取り上げられた、豊洲新市場の建物の構造計算書問題であります。

 都によると、水産仲卸売場棟4階で床の防水対策として計約3800平方メートルにわたって敷設されている厚さ15センチのコンクリートが、構造計算書に記載されていなかった。

 都担当者は「構造計算書に不備があったが、耐震性を再計算したところ問題はなかった」と説明している。
豊洲市場の計算書に不備 小池知事、改革本部で確認へ 来月1日に初会合


「不備があった」どころの問題ではないのであります。

場合によっては、姉歯事件に匹敵する重大事件となる恐れもあるのであります。

ここであらためて橋下徹氏にも、よくお考えいただきたいのでありますが、築地市場移転問題の本質とは、実は豊洲新市場欠陥建築問題であった事実なのであります。

小池新都知事が新たに発足したプロジェクトチームでやろうとしていることとは、まったくもってまさにこのことなのであります。

この事実をもとに考えられる展開とは。

これこそが重要となるのでありますが、当然のように次の問題が発生するのであります。

・欠陥建築責任問題
・築地市場移転中止問題
・豊洲市場再建築を含めた新たな築地市場老朽化対策案の策定

もちろんこの流れになるのは、プロジェクトチームによる豊洲新市場が欠陥建築であるとの判断によるのでありますが、よもやさきほど引用させていただきました諸々の情報を無視することがなければ、この判断はまず間違いないと、KAIは考えるのであります。

以上が、小池氏の当面の問題についてでありますが、実はこのことこそ、冒頭に記しましたとおり、これからの小池氏の都議会運営を占う上で、重要なヒントとなるのであります。

実は、この小池氏の都議会運営についても、橋下徹氏と松井一郎日本維新の会代表が、否定的コメントをされているのであります。

それは、橋下氏が大阪府知事に当選した当時の府議会の状況と、今の小池氏の都議会の状況を重ね合わせた上でのこととは、KAIは重々承知しているうえで申しあげるのでありますが、当時の府議会と、今の都議会とでは、180度状況がことなることを、お二方は認識できていないと言わざるを得ないのであります。

すなわち、今の都議会の自民党とは、野党ではなく与党であると言うことなのであります。

つまり、小池氏はいまもって立派な自民党員であり、安倍自民党総裁との関係もきわめて良好なのであります。

橋下氏やメディアが、小池氏の新党結成をけしかけるのでありますが、この状況で新党結成の必要性も、またその実現性も、考えにくいといわざるを得ないのであります。

とはいえ、自民党とは言え都連とは敵対しているのも事実なのであります。

ここでポイントとなるのが、この都連をどう封じ込めるのか。

これが先ほどの、豊洲市場欠陥建築問題と言う「事実」であり、この「透明化」と言う武器の使用なのであります。

都連も(都連の意を受けた)メディアも、この武器には、対抗する術はないのであります。

そして、都議会与党の公明党を、この武器を使用して味方につけ、都知事の再議権と言う、権力行使であります。

この再議権こそ、自民党都連にとってもっともやっかいとなるものなのでありまして、過去やりたいほうだいであった都議会運営が、すべてこれでストップをかけられることになるのであります。

そこで生まれるのが、条件闘争であり、ここにこそ、小池新都知事の都議会運営における活路があるのであります。

はてさて、いかなる展開となりますやら。興味はつきないのであります。 KAI