さて(暇なので)米国大統領選の予想でもしますか

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ご無沙汰なのであります。

お久しぶりのテーマはと言いますと、11月第2火曜日に投票日を迎える米大統領選。

不思議なのは、このところのマスメディアの、この話題についての静けさなのであります。

もちろんこれは、選挙戦終盤に来てのクリントン圧勝ムードが原因であるにはあるのでありますが、それぞれメディアにとって、いまひとつ選挙結果を読みきれていないことから来ているのではないかと、KAIは思うのであります。

この「読みきれていない」とは、投票日までまだまだ何が起こるかわからない、と言う意味でもありまして、まさに「静観」といったところなのであります。

と言うことで、今回のKAIの予想はと言いますと、51対49でトランプ勝利なのでありますが、その訳は最後にご説明するといたしまして、まずはクリントン圧勝予測であります。

 【ワシントン=青木伸行】2012年の米大統領選の結果を正確に予測した、「天才統計学者」と呼ばれる米国人がいる。ネイト・シルバー氏(38)。今回の大統領選では、民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官が勝利する確率を86.2%、共和党候補のドナルド・トランプ氏を13.8%とはじいている。シルバー氏の現時点での統計学上の予測では、トランプ氏は「絶体絶命」か?

 本名はナサニエル・リード・シルバー。1978年1月、ミシガン州に生まれ、シカゴ大学経済学部を卒業後、英国のロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学んだ。

(中略)

 2008年に統計分析サイト「ファイブサーティエイト(538)」を立ち上げ、本格的に選挙の予測を始める。「538」は、大統領選の勝敗を決する選挙人の数から名付けた。
当選確率はクリントン氏86%、トランプ氏13% 「天才統計学者」ネイト・シルバー氏が予測

(中略)

 23日現在の予測では、選挙人獲得数と当選確率をクリントン氏340人、86.2%、トランプ氏196人、13.8%と予測している。第1回テレビ討論会が開かれた9月26日の時点で、当選確率はクリントン氏が54.8%、トランプ氏は45.2%と、かなり接近していた。しかし、この日を境にクリントン氏の当選確率は急上昇し、トランプ氏は急激に下降。第3回の討論会の結果と、トランプ氏の女性スキャンダルが相次いで発覚したことが要因だ。

 激戦州のフロリダ、ノースカロライナ、オハイオ、アイオワ州などや、共和党の牙城であるアリゾナ州でもクリントン氏がリードしている。

 12年の大統領選当日の最終予測では、オバマ大統領の再選確率を90.9%とし、共和党のミット・ロムニー氏がわずかに優勢とした一部世論調査と好対照を成した。今回も予測は日々更新されており、11月8日の投票日の最終予測が注目される。
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このまま投票日までに何もなければ、恐らくこの通りの結果になるかもしれないのでありますが、これから何があるかわからないのも、米国の大統領選挙なのであります。

案の定、出てきましたのが、こちらの記事であります。

 【ワシントン=小雲規生】米大統領選の民主党候補クリントン氏と親密なバージニア州知事の政治団体が、連邦捜査局(FBI)幹部アンドリュー・マッケイブ氏の妻で、2015年に同州議会の上院選挙に立候補した女性に約50万ドル(約5200万円)の献金をしていたことが分かった。24日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じた。

 マッケイブ氏は選挙後の7月末にFBI副長官に昇格し、クリントン氏の私的メールアカウント使用問題の捜査に関わった。マッケイブ氏の妻はメール問題が発覚した3月に出馬を表明したが、6月の選挙戦で共和党の現職候補に敗北した。FBIはマッケイブ氏が妻の選挙運動には関わらなかったとしている。

 バージニア州のマコーリフ知事は1990年代からビル・クリントン元大統領との近い関係だったことで知られ、今年5月には中国の企業家からの政治献金をめぐってFBIから捜査されていると報じられた。

 マコーリフ氏からFBI幹部の妻への献金が政治倫理的な問題をはらむとの見方もあり、大統領選終盤で共和党側の攻撃材料とされる可能性もある。
クリントン氏と親密な知事の政治団体、FBI幹部の妻に5200万円大口献金

このクリントンのメール問題、いっこうにFBIの追及に拍車がかからないと思ったら、こんな裏取引があったとは。

はてさて、これが発覚して、どこまで選挙結果に影響するのかどうか、でありますが、続いての、何が起こるかわからない、であります。

米大統領選挙の投票まであと2週間。

巧みな選挙戦略で支持を大きく拡大し、ワシントン・ポスト紙などの世論調査で、選挙人の獲得予想が過半数の270人を超えたクリントン陣営にとって、いま最も警戒すべきは「オクトーバーサプライズ」だ。10月に、突然不利な情報が公開され、窮地に陥ってしまう危険な工作である。

想定されるのはやはり、ロシアがサイバー攻撃によって得たクリントン候補に関する未公開の重大情報を情報公開サイト「ウィキリークス」が突然アップする、という悪夢のリスクである。
ネット接続を断たれたアサンジ:ロシアの「オクトーバーサプライズ」阻止

もし、これが本当に起これば、これは間違いなくトランプの大逆転勝利となるのであります。

そして、ここにきて、比較的冷静な選挙分析が発表されたのであります。

 【ワシントン時事】米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の26日時点の情勢分析によると、大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(69)が確保にめどをつけた選挙人は252人となり、勝敗ラインの270人を再び割り込んだ。

 激戦州ペンシルベニア州の情勢判断をクリントン氏優勢から接戦に切り替えたことに伴い、選挙人数を20人減少させた。 (了)
クリントン氏、再び過半数割れ=米大統領選、時事通信 10/27(木) 10:25配信

この分析が、ほぼ現在の情勢を正確に予測していると思われるのであります。

ここで疑問となりますのが、冒頭に引用しました、シルバー氏の86対14の圧倒的大差でクリントン勝利との予測なのであります。

実は、この理由は、簡単なのであります。

過去の選挙を次々と当ててきたシルバー氏。

しかし、今回の選挙は、これまでの選挙とは、まるで「モデル」が別物だったことに、彼は気付かなかったのであります。

そうです、今回の選挙のモデルとは、それは「中傷合戦」と言うモデルであったのであります。このモデルで得られる結論とは、候補が好きか嫌いかだけなのであります。

でありますから、いくら各種調査のデータを集めて、これを分析してみたところで、得られる結論は、単に好きか嫌いか、決して、投票するかしないかではなかったのであります。

多くのメディアが報じるクリントン圧勝も、これと同じ理由で当てにならないと言うのが、これまたKAIの思うところであるのであります。

と言うことで、現在の情勢はといいますと、さきほど引用しました時事通信の通り、二人は接戦であると言うことなのであります。

そこで、KAIの予想であります51対49でトランプ勝利なのでありますが、その最もおおきな理由がこちらであります。

米大統領選の共和党候補のトランプ氏が経営する「トランプ・インターナショナル・ホテル」が、米ワシントンで正式に開業しました。選挙戦で苦戦が伝えられるトランプ氏は遊説活動を一時離脱し、式典に参加。ホテルの外ではトランプ氏への抗議デモも… トランプホテル開業 抗議デモや「5割値引き」報道も
twitter、朝日新聞デジタル編集部@asahicom
え?トランプホテルの開業がなんで選挙に影響するのかって?

そうではなく、抗議デモであります。これは、クリントンのやりすぎなのであります。

トランプ発言の女性スキャンダル問題の時もそうでありましたが、これはあきらかにクリントン陣営のやらせであり、しかもやらせであることがまるわかりなのであります。

これらのやらせで何が起こるのか?

それはトランプへの同情票なのであります。

いくらなんでも、クリントン、やりすぎ。トランプ、可哀そうってなって、一気に形勢逆転の結果の、51対49でトランプ勝利であるのであります。

ここで思い出されるのが、共和党のブッシュと民主党のゴアが争った2000年の大統領選挙であります。

2000年アメリカ合衆国大統領選挙

フロリダでの選挙結果が、最終的にブッシュ勝利となったのでありますが、今回の選挙もまた、なぜかフロリダの結果で明暗がわかれるような気がするのであります。

はてさて、いかなることになりますやら。結果は後のお楽しみ。 KAI