さて(暇なので)都議会選挙の予想でもしますか(2)

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さて、今月は都議会選挙なのでありますが、すでに今年の初め、KAIはこんなエントリーを書かせていただいていたのであります。

さて(暇なので)都議会選挙の予想でもしますか、投稿日:2017年1月14日

この中で取り上げさせていただきました千代田区長選挙でありますが、予想通り小池さん圧勝であったのであります。

その結果は、このエントリーに書かせていただきました通り、公明党と小池新党による過半数制覇へと、情勢が大きく流れていったのであります。

そして、具体的な数字でありますが、このエントリーでも引用させていただきました、元旦にアップされた選挙ドットコムの予想が、こちらであります。

なんと小池新党は島部を除くすべての選挙区でリードし「49議席」を獲得!自民党はほぼ半減の「30議席」まで議席を減らすという驚きの予想結果となりました。公明党は候補者を擁立する全ての選挙区で勝利し「23議席」を獲得と予想していますので、小池新党と公明党が連携すれば合計で「72議席」となり、安定過半数を得ることができます。
小池新党50議席・自民半減!? 2017年都議会議員選挙 大胆予想【もし小池新党が全選挙区に擁立したら】、選挙ドットコム 1/1(日) 8:00配信
この選挙ドットコムの予想なのでありますが、驚くことに半年経った現在の予想と、一部を除いてほとんど変わらないままなのであります。

その予想が、こちらであります。

 東京都議選が23日、告示される(投開票は7月2日)。定数127議席をめぐり、全42選挙区で250人超が立候補する見通しだ。注目は、VS自民党でバチバチ火花を散らす小池百合子都知事が過半数(64議席)の与党勢力を獲得できるかどうか。都政に精通するジャーナリスト・鈴木哲夫氏の直前予想では、「都民ファーストの会(無所属推薦者を含む)」と連携する「公明党」「東京・生活者ネットワーク」を合わせ、70議席を超えるという結果になった。

 議席予想は別表の通り。都民ファーストの会(都ファ)は自民を抑えて第1党になり、民進党離党者など無所属の推薦候補と合わせ48議席を獲得しそうだ。自民は過去最悪の38議席は上回りそうだが、40を超えるかどうかのスレスレ。全員当選が当たり前の公明からは落選者が出る可能性がある。民進は1議席を獲得できるかどうかの低次元の戦いだ。
都議選予想は小池48、自民41…知事勢力が過半数を獲得か、2017年6月22日

両者を較べると以下の通りとなるのであります。

1/1選挙ドットコム6/22日刊ゲンダイ
都民ファースト 49→48
公明 23→22
自民 30→41
民進 10→1
共産 12→13
生活 2→2
維新 1→0

果たして自民は、どこまで議席減を押しとどめることができるのでありましょうか。果たして民進は、議席を確保できるのでありましょうか。

ここでもう一つの予想を取りあげるのでありますが、こちらは6月26日公開のJX通信社による投票意向先調査の結果であります。

まず、2日投開票が行われる東京都議選で「都民ファーストの会」に投票すると答えた有権者は32.2%(前週比-2.4ポイント)に上り、「自民党」と答えた有権者19.5%(前週比+0.8ポイント)を上回った。都議選投票1週間前の時点で、引き続き第1党の勢いを維持している。

3位以下の投票意向先では、共産党が12.2%(プラス4.2ポイント)とやや大きく上昇した。豊洲市場への移転に反対する層の一部が共産党に回ったと考えられる。このほかに、民進党が6.0%(プラス1.3ポイント)、公明党が5.1%(プラス0.5ポイント)などとなっている。都議選で勝敗を分ける、いわゆる「無党派層」(特定の国政政党を支持しない層)に絞ると、都民ファーストの会への投票意向は45.4%に上り、自民党の6.4%など他党を圧倒している。もとより公認候補は過半数に全く届かない50人の擁立に留まる都民ファーストの会だが、公明党やその他推薦候補と合わせて過半数を獲得することはほぼ確実な情勢だ。
都議選中盤情勢 都民ファーストが第1党の勢い維持=JX通信社 東京都内世論調査第7回 詳報

これを先ほどの予想議席数に単純に換算すると、こうなるのであります。

1/1選挙ドットコム6/22日刊ゲンダイ6/26JX通信社
都民ファースト 49→48→41
公明 23→22→6
自民 30→41→25
民進 10→1→8
共産 12→13→15
生活 2→2→ -
維新 1→0→ -

これはあくまで比率の単純計算でありますので、そのまま鵜呑みにはできないのであります。ですから、組織票の見込める公明、自民は、より大きな数字に、逆に今回組織が総崩れの民進は、8議席相当の支持はあるものの、これを議席に結びつけることはほぼ不可能ではないかと、KAIは思うのであります。

と言うことで、KAIの予想はと言いますと、かようになるのであります。

1/1選挙ドットコム6/22日刊ゲンダイ6/26JX通信社6/27KAI予想
都民ファースト 49→48→41→47
公明 23→22→6→23
自民 30→41→25→37
民進 10→1→8→2
共産 12→13→15→16
生活 2→2→ - →2
維新 1→0→ - →0

多少ご説明いたしますならば、都民ファーストは公認でない無所属候補は苦戦すると思うのであります。自民は苦戦しながらも多少持ち直し。逆に民進は壊滅的打撃は必定でありましょう。共産は、漁夫の利で更に議席を増やす。

そこで、最後でありますが、日本維新の会についてであります。

大方の予想通り、KAIも、維新は貴重な1議席を失うことになると予想するのであります。

その理由をあげますならば、以下のようになるのであります。

・今回の選挙は、都民ファーストと自民の争いで、全ての1人区で、都民ファーストが勝つ。この影響で維新は完全に埋没。
・豊洲移転問題は、豊洲、築地併用案を都民は支持しているため、豊洲即時移転派の維新は、ここでも完全に埋没。
・喜美除名で、旧みんなから流れてきていた維新支持者が、完全に離反。

はてさて、結果はいかなることになりますやら。日曜の夜、お楽しみに。 KAI