March 20, 2009

シリコンバレーの「核の冬」

人のブログのタイトル(シリコンバレーの「核の冬」)を使うのはいいかげんやめれ、といわれそうですが、さすがにこのタイトルは早計といわざるを得ません。

具体的なデータがまるでなくて、それでよくいえるもんだと、自分ながらあきれますが、しかし、技術革新を何十年も間近に見続けてきたKAIには、いまあたかも一見「停滞」とも思える状況が、嵐の前の静けさ、台風の目に入った状況と、酷似して見えているのです。

それは、例えば、電気、鉄道、自動車、航空、テレビ、パソコン、インターネットといった一連の技術が、いかにしてその登場からその応用技術の繚乱に至ったかをつぶさに観察すれば、おのずと見えてくることです。

すなわち、これらはすべて「インフラ」、「環境」とも言えるもので、いまやこれらの「環境」なしでは、社会が成り立たないといっても過言ではありません。この「環境」の上でわたしたちは生活しているわけで、わずか100数十年前の日本人には、どれひとつとして想像すらできなかったことばかりです。

インターネットに至っては、いわばインターネット元年とも言える1995年から、わずか14年しかたっていません。確かに今の時点で残ったのはGoogleだけかもしれませんが、このインターネット、接続地域、接続領域、接続速度、接続方法、どれをとっても、他の「環境」とくらべて、まだまだ草創期を脱してはいません。

つまりこの「環境」が、これから想像を絶する進化を遂げることは、まず間違いありません。そしてこの進化する「環境」の中で、まるで誰も考えたことのなかったサービスが、ひょっとして明日、生まれるかもしれないのです。これこそ、今までシリコンバレーの歴史が証明してきたことなのです。

もちろん、シリコンバレーから離れた、ここ彼の地で生まれるかもしれない。そう考えると、なんだかぞくぞくしてきませんか。 KAI

投稿者 kai : March 20, 2009 09:10 PM | トラックバック
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