January 14, 2007

自家中毒化する国家(1)

日曜夕方へとへとでたどり着いたハイタイド。昨日からのテニス、通算5連勝の後の3連敗で、かなり疲れ気味。こう言う時は覚醒剤で元気になろう、ってなことが北朝鮮と言う国では今や日常茶飯事となっているようです。

先ほどのTBS報道特集によれば、海外にばら撒いてきた覚醒剤とニセドル札が大量に行き場を失って、北朝鮮国内に流通し始めている様子を詳細に伝えています。

いわゆる自家中毒を、北朝鮮が呈し始めたといえます。某ン−スネクストと言う会社もなんだか同じ道を歩んでいるようですが、こちらはまた別途レポートします。

ただこの問題は、この1回のエントリーで扱えるほど生やさしい話ではありません。今後何回かに分けて検討していくことにして、今回はとりあえず自家中毒社会についてKAIの所感です。

まあ普通の人間の常識が通用しない、そんな世界は、KAIも大人になる過程で恐らく最低3回、体験しています。恐らくと言うのは、これ以外にも実はそうだったんだなんてことがあるやもしれずと思うからです。

こういった国家、組織、家族あるいは個人とどう付き合うか、重要な問題です。もちろんこの問題についてのKAIなりの解を持ち合わせていますが、この話はこのシリーズの後段でするつもりです。今はその原因である国家あるいは組織や家族の、もしたまたまあなたがその一員であったなら、さていったいぜんたいあなたはどうすればいいか、こっちのほうがより切実で深刻な問題です。

自家中毒社会の中にいて一番に無力なことは、そのまわりの「おかしさ」を正すことです。「おかしい」と思っていない人々に対して「あなたはおかしいですよ」と糾しても、その言葉がそのまま自分に返ってくる以外何の反応もありません。その無力感の結果の自家中毒でもあります。

一つの解は、そこからの脱出です。脱北、退職、家出などです。命の危険を伴う脱北以外は、まず無難な解です。しかしよほど生活力のある人間以外、おいそれと選択できる解でもありません。結局まわりを「おかしい」と思いながらもそこに居続ける以外に、方法はないのでしょうか。

自家中毒社会の行く末は、何らかの治療が施されない限りその社会の崩壊です。ニセドル札で崩壊してくれるなら残った国民は救われます。しかし覚醒剤で崩壊するなら、国民は救われません。

さきほどからずっと考え続けて、この問題のヒントらしきものが、やっと見えてきました。 KAI

投稿者 kai : January 14, 2007 09:49 PM | トラックバック
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