あらためて「おおさか維新」と言う名のパワーを感じた(2)

  • 投稿日:
  • by

2016年は、とんでもない1年になる予感がするのであります。

トランプ問題を始めとして、このところの世界や国内の動きを目撃するにつけ、KAIはかように思うのであります。

とはいえ、大きな事件や事故だけで、世の中が動いていくわけではないのであります。

それは、こんな飛ばし記事の中からも、それを読み解くことができるからであります。

 おおさか維新の会(代表・松井一郎大阪府知事)は27日、維新の党が民主党に合流するため解党することを受け、党名を「日本維新の会」に変更する方針を固めた。すでに参院選候補が活動を開始していることから夏の参院選後に変更する。

 「日本維新の会」は橋下徹前大阪市長らが2012年9月に結成し、同12月の衆院選で国政進出したが、14年9月に旧結いの党(江田憲司代表)と合流して維新の党に党名変更した。

 おおさか維新は昨年11月、維新の党から分裂した大阪府選出議員を中心に結成された。橋下氏を党法律政策顧問とし、自らを第三極ブームを起こした「日本維新の会」の正統と位置付けている。このため、「『維新』を唯一掲げる改革政党だと明確にする」(幹部)目的で党名変更に踏み切る。参院選前に前倒しする可能性もある。【松本晃】
党名「日本維新の会」復活…「おおさか」変更方針

この記事の、いったいどこをどう読み解けば、世の中の動きがわかるのか。と、その前に、この著名記事が飛ばしである証拠であります。
毎日新聞が、また適当な記事を書いています。党名変更全く考えていません。
松井一郎@gogoichiro、10:03 - 2016年3月28日
この記事にある、党名変更を考えているおおさか維新の会代表であります松井一郎ご本人によるツイートであります。

そこでであります。肝心のこの記事なんでありますが、これを理解するヒントとなるのが、昨日執り行われた民進党の結党大会であります。

もちろん、みなさんご承知の通りでありますが、「民進党」とは「民主党」の党名変更の結果なのであります。

そうです、著名記者松本晃による、民進党党名変更に乗じた「妄想」記事こそ、本来その内容を吟味し読者や視聴者へ、その確かな情報を伝える報道機関としての役割を、明らかに逸脱している事実なのであります。

いや、まて、こんな瑣末な問題が、とは思うなかれ。

いまや、米国共和党有力大統領候補であるトランプの報道こそ、「妄想」報道そのものなのであります。

日本からの米軍撤退、日本の核武装容認、いずれもまた、日本のジャーナリストが、トランプご本人にその心境を確認して得た報道では、まったくもってないのであります。

であるにもかかわらず、この問題は、日本と言う国家の安全保障にとって、きわめて重要な問題となるのであります。

これが、ある意味「妄想」報道で左右される。

こんなことはあってはならないのであります。

では、なぜこんなことが、いま世界中で起こっているのか?

これこそが、今回、KAIが問題としていることなのであります。

それは、いわゆるこれまでジャーナリストと呼ばれた人たちが、インターネットの力で削がれてしまった自分たちの力、すなわち、世論誘導の力に対する、彼らの焦りに他ならないのであります。

具体的に申しあげますならば、おおさか維新と言う名前を変えて欲しいと言う毎日新聞、トランプ外しを画策する米国ジャーナリスト、日本からの米軍を撤退させたい日本の左翼ジャーナリスト、これに乗じて日本の核武装を持ち出す共和党ジャーナリスト等々、なのであります。

トランプ報道の「妄想」問題につきましては、いずれ共和党の指名候補者争いが決した時点で申しあげることといたしまして、今回は、この具体的な毎日新聞の「妄想」なのであります。

「おおさか維新の会」。実は、毎日新聞だけではなく、おおよそ、ことごとくの地方のおおさか維新と対立する政治家は、これに恐れをなしているのであります。(だから毎日新聞はおおさか維新党名変更を煽る)

え?なんで?

もちろん、みなさん、かように疑問に思われるでありましょうが、これは事実なんであります。

この「おおさか」効果については、前回申しあげた通りなのであります。

すなわち、この「おおさか」とは、決定的な差別化要因であり、逆にこれを掲げる候補者にとって、なぜ「おおさか」であるのか、この説明を絶対的に迫られるからであります。

これを、来月投開票を控える、衆院京都3区補選候補である、森なつえ候補を例にご説明したいと思うのであります。

京都とは、きわめて特殊な選挙区なのであります。

第41回衆議院議員総選挙 1996年 寺前巌 日本共産党
第42回衆議院議員総選挙 2000年 奥山茂彦 自由民主党
第43回衆議院議員総選挙 2003年 泉健太 民主党
第44回衆議院議員総選挙 2005年 泉健太 民主党
第45回衆議院議員総選挙 2009年 泉健太 民主党
第46回衆議院議員総選挙 2012年 宮崎謙介 自由民主党
第47回衆議院議員総選挙 2014年 宮崎謙介 自由民主党
京都府第3区小選挙区選出議員
これをご覧いただければ明らかなのであります。

もともと都(みやこ)の中心であった京の人々のプライドは、いまだ健在なのであります。

上記引用の通り、京都と言う地は、戦後ずっと蜷川虎三を始めとした社会党、共産党支配の国であったのであります。これが、郵政民営化と言う造反を経て、小泉政治への反発から民主党支配へと変遷し、この絶望的民主党政権への失望から、自民党へ揺れ戻したと言う経緯があったのであります。

すなわち、今回の衆議院選挙とは、党名を新しくしただけの既存政党である民進党候補、泉健太と、いままでの政党とはまったくもって考え方の違うおおさか維新候補の森なつえととの間の、どちらが京の人々のプライドに相応しいのかこれを問う、この熾烈な戦いとなるのであります。

でありますから、ともすれば、京都人は大阪人が嫌いなどといった意味での「おおさか」忌避論は、決して機能はしないと、KAIは考えるのであります。

どちらが、京都人のプライドに相応しいのか。党名を変えただけの民進党であるのか、「おおさか」と言う名前にこだわるおおさか維新か。これは名前こそ、プライドなのであります。

結論を申しあげるまでもなく、来月の京都補選、おおさか維新圧勝であると、KAIは予想するのであります。

かように「おおさか維新」には、パワーがあるのであります。 KAI