なぜ夜爪を切ってはいけないのでありましょうか。
それは、寝ている時に無意識に額をかいて傷つけるからであります。
そうです、赤ちゃんの爪を切った時も、丁寧に切った爪を丸くするのと同じ理由なのであります。
ところが、であります。
ネットで調べてみても、どこにもこんな説は出てこないのであります。
まず、戦国時代の「世詰め」説があること。世詰めは「命詰める」すなわち「短命」になるということです。この「世詰め」と「夜爪」ということを引っかけて、親よりも先に死んでしまうから(世詰め)夜につめを切ると親の死に目に会えない。ということみたい。(ヒー!思ってたのと違うー)なぜネットに出てこないのか、それは夜爪の言い伝えがいかに強力であることの証左なのであります。縁起でもないけど、できるものなら避けたい理由のひとつですね。
それから、昔の夜は油火やろうそくを灯すしか明かりがなかったうえ、つめを切るにも小刀しかなかったのでよく見えず、つめどころか指までザックリ切ってしまうことがあるため。つまり、明るいうちにつめを切っておくことを促した、という説もあります。
(2018年10月15日、素朴な疑問 なぜ夜に爪を切ってはいけない?由来にはいろんな説が)
つまり、この言い伝えのおかげで、誰も夜爪を切ったことがなく、夜爪を切ってそのまま寝て顔をかくなど経験したことがないために、まったくもって思い至ることがないのであります。
もちろん、KAIはこれを経験してこの言い伝えの意味に気付いたのであります。
さて、話が変わるのでありますが、なぜつわりがあるのか、これもまたネットに出てこない問題の代表なのであります。
つわりは、妊娠によって引き起こされる様々な身体の変化に適応するために起こると考えられています。特に、妊娠初期に分泌が急増するhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)や、女性ホルモンであるエストロゲン、プロゲステロンが、脳の嘔吐中枢を刺激したり、胃腸の働きを低下させたりすることが原因とされています。また、代謝の変化や、ストレス、疲労なども影響していると考えられています。もちろんKAIは男でありますので経験したことはないのでありますが、つわりの原因は簡単に想像できるのであります。
(なぜつわりがあるのか?)
それは、妊娠と言う、たった一つの細胞から細胞分裂を繰り返し、赤ちゃんの何十兆個の細胞になるまでの過程で、つわりによって母体を安静にするためなのであります。
つわりとは簡単に言えば「吐き気」であります。この吐き気があるときは、人は踊ったり運動したりすることはできないし、暴飲暴食はもちろん食事さえまともにできないのであります。ただひたすらおとなしくするしかないのであります。
これによって妊婦のお腹の中で繰り返し行われる細胞分裂が、異常なく正常に行われるようにしているのであります。
たまにでありますが、つわりが軽い、あるいはつわりのまったくない女性がいるのでありますが、この女性たちにとってつわりが必要ないってことなのであります。
つまり、日ごろから安静に近い生活をしている性格の女性たちなのであります。
もちろんこれはKAI独自の見解なのでありますが、意外と納得のいくものになっていると思うのであります。 KAI