今回も、「二人の天才の物語」の続きであります。
前回ご紹介しました斎藤由多加でありますが、彼は以下のような「日本語口語の会話エンジン」の開発を目指しているのであります。
■ シーマン人工知能研究所は、なにを開発しているチームか?これがようやく日の目を見ることになったと思われるのであります。
シーマン人工知能研究所は、日本語口語の会話エンジンの開発を目指しています。(ゲームソフト「シーマン」の続編をつくるチームではありません)
具体的に言うならば、いまありがちな、一問一答の会話エンジンではなく、記憶を持ち、あなたの言葉にウケたり、相槌を打つような、日本語の会話生成エンジンです。■ 「メロディ認識」、そして「願望エンジン」
シーマン人工知能研究所は、会話の中の「音」がもたらす文法的規則性に着目し、数値化するという試みをしています。
さらに、ユーザーの発話した言葉のイントネーションを解析し文法化する文法体系「メロディ認識」によって省略補完や文脈生成する言語という、まったく新しいアプローチ方法で「日本語の会話を理解するエンジン」の研究・開発に取り組んでいます。■ 目指す製品は、「日本語会話エンジンモジュール」
IoTの”ディスプレーレス化”はますます本格化します。
私たちのゴールは、国内のすべての「日本語で話をさせたいマシン」にライセンス可能な会話モジュールを提供すること。
それによって、日本を世界で最も進んだ会話AI先進国のひとつにすることです。
(シーマン人工知能研究所とは)
注意:以下の記述はあくまでKAIの推測に基づくもので、根拠のないお話であります。
突然ではありますが、今月5日、シャープから、「ポケとも」が発売されたのであります。
さっそくその開発経緯を調べてみますれば、以下のシャープのブログを見つけたのであります。
小さな相棒に、大きな夢を込めて。「ポケとも」誕生、1年半の開発ドキュメント、2025年10月20日
え?1年半の開発って、いくら「ロボホン」の開発実績があると言っても、そんな短期間でできる類の商品ではないのであります。
そこでもう少し調べてみると、以下の記事を見つけたのであります。
ポケとものAIの特徴は、エッジとクラウドの2種類のAIを切り替えられる点だ。⽶OpenAI(オープンAI)の「GPT-4o mini」が基盤であるクラウドAIと、エッジ(端末側)に搭載されたエッジAIがあり、これらをシャープの独自AI技術「CE-LLM(⼤規模⾔語モデル)」で切り替える。そうです、このエッジAIに、斎藤由多加の開発するエンジンが採用されたのではないかと思うのであります。なぜこうした設計になっているのか。クラウドAIで会話を処理すると応答に時間がかかり、人間同士のようなテンポでの会話が難しい。こうした遅延(レイテンシー)を低くするため、相づちなど反射的な反応はエッジAIで処理し、長考が必要な内容はクラウドAIから出力するという切り替えを行う仕組みを取った。
クラウドAIにGPT-4o miniを選択した理由として、通信事業本部モバイルソリューション事業統轄部の景井美帆統轄部長は「共感性の高い会話ができるモデルだと判断した。LLM自体は進化が速い技術なので、そのときに一番性能のよいものを採用していく」と語る。
(シャープ・MIXI・カシオが本腰入れるAIロボ、「記憶と学習」能力で強まる人間との絆、2025.11.21、出典:日経クロステック、2025年9月29日)
その思いを、より確信される記述が以下なのであります。
同じ記憶だけではなく、感情を共有できる機能も備える。景井統轄部長は「人に『共感する』『寄り添う』といった特徴を重視した。人間関係と同じで、自分の話を(AIが)どのぐらい聞いて覚えていてくれるのかが、親しみやすさに結び付くと考えている」と背景を話す。まさに「感情の共有」こそ、斎藤由多加の開発するエンジンが目指すものそのものなのであります。例えば、会話の内容やユーザーの声色から感情を推し量り、同じ感情を示す機能がある。「過去の会話を踏まえ、『ユーザーが好きなテーマの話だから(本人が)喜んでいる』ということも(ポケともは)判別できる」(景井統轄部長)ので、同じように喜ぶ。ポケともの感情は、本体の腹についているLEDボタンの色や、合成音声の声色でも分かる仕組みだ。
(シャープ・MIXI・カシオが本腰入れるAIロボ、「記憶と学習」能力で強まる人間との絆、2025.11.21、出典:日経クロステック、2025年9月29日)
■ 「メロディ認識」、そして「願望エンジン」はてさて、このお話の真偽は別にしまして、斎藤由多加が開発したシーマンが切り開いた世界が、ようやく花を咲かせようとしているのであります。 KAI
シーマン人工知能研究所は、会話の中の「音」がもたらす文法的規則性に着目し、数値化するという試みをしています。
さらに、ユーザーの発話した言葉のイントネーションを解析し文法化する文法体系「メロディ認識」によって省略補完や文脈生成する言語という、まったく新しいアプローチ方法で「日本語の会話を理解するエンジン」の研究・開発に取り組んでいます。
(シーマン人工知能研究所とは)
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